民主党系の青い州から共和党系の赤い州へ「大脱出」が始まった! 日本人の知らないアメリカの地殻変動

2023.03.29

2023年5月号記事

日本人の知らないアメリカの地殻変動

民主党系の 青い州から共和党系の赤い州へ「大脱出」が始まった!

個人も企業もなぜ青い州から赤い州に向かうのか。
その理由を探った。

アメリカで地殻変動が起きている。民主党系の「青い州」から共和党系の「赤い州」へ人々が「大脱出」しているのだ。

実はこの「脱出」は、今に始まったことではない。

数十年間にわたって水面下で進んできた現象で、コロナ禍、テレワークが普及したことを契機に、企業も個人も赤い州への脱出が加速した。もはやトレンドになったと言える。

「足による投票」

この現象は、こう称されることがある。自分の気に入らない州に住み続ける必要などない。引っ越すという行動に訴えることで、その意志を示すのである。

人々が逃げ出す州の筆頭に挙げられるのが、カリフォルニア州(約34万人)、ニューヨーク州(約30万人)、イリノイ州(約14万人)などの青い州だ。

引っ越し先として好まれているのは、テキサス州やフロリダ州などである。

この2つの州は、アメリカの総人口の15%しか占めないが、昨年、アメリカ全体の人口増のうち、70%を占めるに至った。それだけ人気があるということだ。

 

次ページからのポイント

人から働く生きがいを奪う民主党系の青い州

公立学校は信用できない!?

アーサー・B. ラッファー博士インタビュー
繁栄の神に愛される「赤い州」vs.貧乏神に憑かれた「青い州」

Column 「学校の先生には実力主義で報酬を支払え」

 

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タグ: 所得税  失業  投票  共和党  脱出  アーサー・B. ラッファー  民主党  著名知識人  2023年5月号記事  アメリカ  移住  公立学校  経済成長 

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