「原発を冬に9基稼働」も再稼働は最大4基 電力不足の危機を回避するには全国的な原発再稼働を

2022.07.15

規制委の審査が続き、再稼働は未定の柏崎刈羽原発。

《ニュース》

岸田文雄首相は、14日の記者会見で「原子力発電所を今冬最大で9基稼働する」と発表しました。

《詳細》

岸田首相は、今年の冬に予想される厳しい電力不足に備え、原発を9基稼働させるよう経済産業大臣に指示。これにより、国内消費電力の約1割の電力を確保するとしています。記者会見では「ピーク時に余裕をもって安定供給を実現できる水準を目指す」としており、火力発電所の稼働も10基増やす方針です。

国内では、電力会社が再稼働を申請した原発が25基あり、そのうち10基は原子力規制委員会の安全審査を経て、地元の合意を得て再稼働していました。ただし、定期検査や安全対策の工事のため停止が相次ぎ、現在稼働しているのは5基です。

実際に、冬に再稼働できる見込みとされているのは、いったんは再稼働しており、新規制でテロ対策に備える特定重大事故等対処施設の審査が終了した関西電力の美浜原発3号機、大飯原発4号機、高浜原発3,4号機、九州電力玄海原発3号機です。ただし、9月に玄海原発4号機が停止する予定のため、冬に稼働しているのは9基の見込みとなります。

《どう見るか》

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タグ: 岸田首相  電気代  原発  火力発電  電力不足  再稼働  原子力規制委員会 

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