ソフトバンクの投資先が詐欺疑いで破綻し係争が続く バブルを誘発するソフトバンクの企業投資の実態とは

2022.04.07

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《ニュース》

ソフトバンクが出資していたイギリスの金融会社グリーンシル・キャピタルの経営破たんに関連する資金回収をめぐって、世界の金融機関で係争が続いています。

《詳細》

グリーンシルは、企業間での取引で生じた売掛債権を対象にした金融サービスを提供する企業です。しかし、架空の売掛債権が計上されている疑いが浮上し、サービスの利用者が代金を支払わないなどで被った損失を穴埋めする取引信用保険が更新されず、保険金が支払われませんでした。

その上、大口の資金提供元であるクレディ・スイス・グループをはじめとした多くのファンドが取引を相次いで打ち切ったことで、昨年3月に破たんしました。

グリーンシルは、保険契約が一方的に更新されなかったとして、豪保険大手IAGや、東京海上ホールディングス傘下の豪保険代理店BCCに、保険金請求の訴訟を起こしています。保険金が出れば資金回収が行えることから、クレディはグリーンシルと連携して訴訟を行っていると見られています。

BCC親会社の東京海上は4日、「保険取引は始期に遡り無効」とグリーンシルなどに通告。IAGも「IAGと東京海上はBCCを通じて引き続き協力し、訴訟に対応する」との声明を出しました。

さらにイギリスなどの公的機関はグリーンシルについて、売掛債権が実在しない「詐欺罪」の可能性も含めて捜査しています。

《どう見るか》

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タグ: 詐欺  M&A  債権  投資  破綻  資金回収  ソフトバンク  バブル 

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