ストッキング大手のアツギが中国に生産工場を集約すると発表 苦渋の決断なるもその先に待ち受ける運命には警鐘を鳴らしたい

2022.01.21

《ニュース》

ストッキング最大手のアツギが20日、生産を中国に集約することを発表しました。

《詳細》

アツギは2019年3月期以降、最終赤字が続いていますが、新型コロナウィルスの感染拡大によってインバウンド需要がなくなったことや、在宅勤務の拡大、外出自粛が響いているといいます。

国内では現在、生産子会社のアツギ東北が、青森県むつ市と岩手県盛岡市に工場を置いています。これまで、工場の集約や希望退職募集などによるコスト削減や生産品の見直しなどによって収支改善に取り組んできましたが、結局5月末に生産を終了する予定であることを発表しました。

今後は、コスト競争力のある中国・山東省の2つの工場に生産を集約させる予定です。第1工場の煙台厚木華潤靴下(煙台厚木)は当局の要請で21年末に工場を移転させ、新工場を建設することが決まっていました。新工場はアツギが100%出資し、2025年以降に操業を開始する見込みといいます。

《どう見るか》

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タグ: 中国  中国経済  コロナ禍  サプライチェーン  コスト削減  生産工場  ステイホーム  アツギ 

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