退任後も権力維持へ プーチン氏の責任感の表れ - ニュースのミカタ 4
2020.02.29
1月15日、年次教書演説で憲法改正などを宣言するプーチン氏。写真:ロイター/アフロ。
2020年4月号記事
ニュースのミカタ 4
国際
退任後も権力維持へ
プーチン氏の責任感の表れ
ニュース
憲法改正を宣言
ロシアのプーチン大統領が、2024年の退任後に向けて動き始めています。
プーチン氏は今年1月の年次教書演説で憲法改正を宣言。議会下院が首相や閣僚の任命を担い、大統領の諮問機関「国家評議会」の地位を高めるなど、権力機構を変える方針です。
この改正案に、「任期後も権力に居座り続ける独裁者」と国内外で批判的な見方が出ています。
同氏は最近、中国と軍事的に接近し、「中露同盟」の様相を呈しています。ロシア国内では昨年、インターネット規制法を施行するなど自由を制限。「強権」イメージはさらに強まっています。
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