アメリカは「中国打倒」を決めた 中国を封じ込める「九州防衛」戦略

2019.08.30

2019年10月号記事

アメリカは「中国打倒」を決めた

中国を封じ込める「九州防衛」戦略

ついにアメリカが、中国を軍事的に打倒する体制をとることを決意した。
時代が大きく変わる中、日本は何をすべきか。

(編集部 山本慧)

世界から注目されている米中の覇権戦争。アメリカは9月1日に「第4弾」となる追加制裁を課す方針を示し、中国を経済的に締め上げている。

しかしその一方で、オバマ前政権以降、米軍(陸軍と海兵隊)が中国軍にどう対処するのかが分からなかった。それが5月に発表された新しい軍事戦略「海洋圧迫戦略」で判明した。後述するが、米軍史上初めて、中国軍に勝つ戦略を打ち出したのだ。

現在の日本は中国の脅威にさらされている。上図が示すように、中国軍は戦闘機や艦艇、潜水艦、弾道ミサイルなどを多数配備し、自衛隊を圧倒。有事になれば、米空母も戦力を温存するために、グアムより後方に退避せざるを得なくなっている。

日中有事の最前線となる九州の防衛体制を強化することが急務だ。海洋圧迫戦略の意義や日本がとるべき国防政策について考える。

中国の戦略は第一列島線に米軍を近づかせない

次ページからのポイント

元自衛隊幹部 用田和仁氏インタビュー

元自衛隊幹部 矢野一樹氏インタビュー

日本がとるべき九州の「富国強兵」を考える。

続きは2ページ目へ(有料記事)


タグ: 自衛隊  中国軍  2019年10月号記事  兵站基地  海洋圧迫戦略  矢野一樹  対艦ミサイル  九州防衛  南西諸島  著名知識人  用田和仁 

「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら