「2021年台湾侵略」に動く習近平 絶望か中国民主化かの分岐点 - ニュースのミカタ 3
2019.02.28
2019年1月2日、中国「台湾同胞に告げる書」発表から40年を記念して、人民大会堂で演説する習近平国家主席(中央)。写真:代表撮影/ロイター/アフロ
2019年4月号記事
ニュースのミカタ 3
国際
「2021年台湾侵略」に動く習近平
絶望か中国民主化かの分岐点
2019年に入り、台湾をめぐる情勢が動き出しました。習近平・中国国家主席は、共産党創立100周年の2021年までに、台湾に侵略する決意を固めたかのような動きを見せています。
「台湾への武力行使」を暗示
習氏は1月初め、中国が台湾に平和統一を呼びかけた「台湾同胞に告げる書」発表から40年に合わせて重要演説を行いました。
習氏の台湾政策の柱は、「(中台の)平和統一の実現」「一国二制度の適用」などの5項目です。
この演説で習氏は、45回も「統一」に言及。「中国人は中国人を攻撃しない」としながらも、「台湾への武力行使を放棄しない」と強調しました。実際に習氏はその2日後、軍事工作会議を開き、「新たなスタート地点に立って軍事闘争の準備を行え」と命令しています。
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