Interview 地域を発展させる「秘策」 - 幸福実現党 東京都

2018.12.24

2019年2月号記事

Interview

地域を発展させる「秘策」

東京都

全国で活動する幸福実現党の代表者に、地域発展の提言・取り組みについて聞いた。


子育て支援・教育改革・経済発展!

日本を背負って立つ人材を育む杉並に

幸福実現党 東京都本部
杉並地区代表

手塚 いづみ

Profile

(てづか いづみ) 1975年、東京都渋谷区生まれ。小学1年生時より杉並区在住。杉並区立四宮小学校・井荻中学校、都立武蔵丘高校卒業。3人の子育ての後、井荻歯科医院、荻窪病院等を経て、現在は小規模保育園に勤務。(財)いじめから子供を守ろうネットワーク相談員。家族は夫、大学生と高校生の一男二女。

子供のころから政治家になりたいという思いがありました。小学3年生のときに、テレビで中曽根康弘首相の靖国参拝が公的か私的かで揉めているのを見て、「日本の政治家なのに、堂々と参拝できないのか」と感じたことをよく覚えています。高校生のときはマーガレット・サッチャー元英首相が来日すると知り、講演会に行ったこともあります。

20歳で結婚し、3人の子宝に恵まれ、夢中で子育てをしてきました。子供が成長し、「人生を懸けてやりたいことは何だろう」と考え始めた矢先の2009年、幸福実現党が立党したのです。

かつての政治に対する思いが蘇り、その年7月の東京都議会選挙、11年には杉並区議会選挙に挑戦しました。残念ながら結果は残せませんでしたが、都議選、区議選を通じて、多くの方にご支援いただき、貴重な経験を積むことができました。

杉並区の財政を健全化

現在は、主に19年秋に予定されている消費税10%への増税ストップを訴えています。杉並には商店街がたくさんありますが、売り上げの減少や後継者不足による空洞化が問題になっています。「消費増税までされてはたまらない」と、商店街の方は口々におっしゃいます。

区の財政も悪化しています。以前は「減税自治体構想」として、毎年一定額の財源を積み立てて運用し、将来的にはその利子を区民税の減税につなげるという構想がありましたが、12年に条例が廃止されてしまいました。現在は区債を発行せざるを得ない状況です。区政が「何にどれだけお金を使うか」を、再度点検し直すべきだと考えます。

ママのニーズに応える保育

定期的に座談会を開き、区民の声に耳を傾ける。青年層や子育て世代など、世代や層によってまったく違う意見や悩みで盛り上がる。

3人の子育てを経験し、現在は保育の仕事に携わる者として、杉並区の保育・教育改革はぜひとも成し遂げたいことの一つです。

杉並区は、数字上は待機児童ゼロになりましたが、「ハコモノ保育」という批判や、本当のニーズを理解していないという声をよく聞きます。女性の働き方も多様化しており、単に預け先を増やすだけでは対策になりません。

出産後、早く正社員として復帰したい方、仕事の繁忙期のみ預けたい方。自宅で子育てをしているけれど、時には自分だけの時間が欲しい方……。ママたちの思いに寄り添える保育こそが、目指すべき姿ではないでしょうか。

子育ての環境は時代や社会によって大きく変わります。その子自身が、「両親や周りの人に愛された子供時代だった」と思い出せるような子育てを行うことが大切だと思います。私自身、結婚や子育てを通して、想像を遥かに超える人生の糧や智慧、宝物をいただきました。晩婚化時代と言われて久しいですが、ご縁があったならば、ぜひ結婚や出産を経験していただきたいですし、そのためにも、女性やそのご家族を全力で支援したいです。

日本を背負って立つ人材を

支援者たちと上荻・西荻地区の「仲よし町会」の防災会に参加している。写真は、2018年11月の総合震災訓練。

杉並区の義務教育も、新しいチャレンジをしていきたいです。国際化が進み、留学も珍しくなくなりましたが、同じアジアでも、中国や韓国からの留学生に比べて、日本の学生は大人しく、意見を言うことも苦手と聞きます。

対策として、まずは英語力向上のために、授業は全て英語で行うなど、インターナショナルスクールと同等の英語教育を行う公立中学校を「モデル校」として設けるという構想をしています。英語力が上がれば自信がつき、海外でも堂々と自分の意見を発信できるようになるはずです。

さらに、日本の歴史や偉人について、義務教育でしっかりと学ぶことも、真の国際人を育てるために大切です。杉並で学び、郷土愛や祖国愛を持ち、日本を誇りに思う学生たちが、将来は起業家や政治家など、日本をさらに発展させるような存在となることが、私の夢です。

区政に携わる人の思い一つで、区は大きく変わります。杉並区に住んで37年になりますが、そう実感してきました。保育や教育、そして経済発展で、世界中から視察に訪れるような杉並区を目指してまいります。


街のライフセーバーとして
北区の皆様の安全・健康・財産を守りたい

幸福実現党 東京都本部
東京北地区代表

牛田 久信

Profile

(うしだ ひさのぶ) 1985年、東京都港区生まれ。北区在住。海城中学校・高校、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。ライフセーバー、不動産営業、不動産コンサルタント会社を経て、北区に工場を持つリネン会社勤務。(財)いじめから子供を守ろうネットワーク相談員。家族は妻と娘。

学生時代から海が大好きで、好きなことで社会貢献ができればと、ライフセーバーとして活動してきました。今は北区で「街のライフセーバー」として、皆様の安全や健康、財産を守りたいという思いです。

消防団や町内会に所属し、防犯パトロールやお祭りのお手伝いなどに参加しています。町内会では私が一番若く、頼りにしていただき、ありがたく思う反面、もっと若い世代が積極的に参加できるようなきっかけづくりが必要と感じています。

北区には土砂災害特別警戒区域に指定されている地域も多いです。もしもの時は若い世代が高齢者を助け、高齢者の方も遠慮せず助けを求められるような、近所の横のつながりを取り戻したいですね。

日本の人口政策をリード

2018年12月、釈量子・幸福実現党党首を招きパネルディスカッションを行った。

東京23区の高齢化率の平均が約22%に対して、北区は25%以上と、4人に1人が高齢者です。シニアの皆様がいつまでも元気で、長く働けるよう、雇用の拡大と健康の推進を行いたいと考えています。

区内のスポーツ施設をもっと気軽に利用してもらえる仕組みづくりや、マラソン大会の実施など、体力をつけることでイキイキと生涯現役を目指す方が増えれば、医療費の抑制にもつながります。

そして新しく生まれる命も、地域で大切に育みたいという思いから、安心して子供を産み育てられる北区を目指しています。新しい命を受け入れ、ご高齢の方の命も大切にする。日本の人口増政策をリードする北区でありたいです。


グローバル化や文化興隆で
誰もが夢を実現できる渋谷区を目指して

幸福実現党 東京都本部
渋谷地区代表

守田 有希生

Profile

(もりた ゆきお) 1987年、東京都渋谷区上原生まれ。松蔭幼稚園、渋谷区立上原小・中学校、駿台学園高等学校、放送大学教養学部卒業。現在はIT関連企業に勤務。消防設備士、危険物取扱者資格所持。家族は父と母。

私が政治の道を志したのは、2009年の幸福実現党立党でした。当時は学生でしたが、減税による経済成長戦略など、先見性のある政策に共感しました。

特に今、力を入れているのは、19年秋に予定されている消費税10%増税中止の署名活動です。「福祉増税なら歓迎」「日本の消費税は外国と比べて安い」という声も伺いますが、日本の税制を考えれば、私たちが負担する税金は、他国と比べて安くはありません。反対の声が一定数集まれば、再延期や中止も可能です。

多くの方の署名を集め、減税を国に要望していただくよう、渋谷区にはたらきかけていきます。景気を循環させることが、渋谷の使命だと感じています。

夢を実現できる区・渋谷に

渋谷区元代々木町・地蔵通り商店街の祭りで神輿を担いだ。左の緑の法被が守田氏。

自治会や消防団などに所属し、お祭りなどのお手伝いをしていて感じるのが、外国の方の参加が非常に多いことです。交通標識や案内マップなどの英語対応をさらに進めたり、一部の商店ではドルが使えるようにしたりして、もう一段の「グローバルに開かれた国際都市」を目指したいと考えています。

また、渋谷はさまざまなカルチャーが生まれる「文化興隆の街」です。ITやベンチャー企業の誘致、企業家や芸術家志望の若者を支援する制度などを整えると同時に、高齢者の方も暮らしやすいよう、適切なサポートも必要です。

若者もシニア層も、皆が夢を実現できる、開かれた街・渋谷が私の目標です。


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