平成最大の西日本豪雨はなぜ起こったのか 現政権に問われる不祥事の責任
2018.07.14
豪雨で氾濫した京都の鴨川の様子(7月7日)。写真:VIGO-S / Shutterstock.com
《本記事のポイント》
- 西日本豪雨での死者が200人に達した
- 過去、「天の警告」として大きな自然災害が起きてきた
- 「神仏の目」を意識した政治と、「生かされている」という謙虚な思いが求められる
近畿から九州を襲った西日本豪雨について、警察庁は12日、全国14府県で200人にのぼる死者が出たと発表した。
大雨特別警報が出されてから13日で1週間が経過するが、被災地では今なお約7千人が避難生活を余儀なくされ、行方不明者の捜索も続いている。一日も早い復旧と、亡くなられた人のご冥福を心から祈りたい。
「平成で最大」「記録的」などと冠された今回の水害。確かに、これほどの広範囲で甚大な被害が出ることは珍しい。
「天の警告」としての災害
なぜ、このような災害が起きてしまったのか。
歴史上、大きな天災は、政治の乱れや社会の腐敗に対する「天の警告」だと考えられてきた。
古代で言うと、ローマ帝国・ポンペイの滅亡が有名だ。繁栄を誇っていたが、西暦79年にヴェスヴィオ火山の噴火によって、一夜で町が消滅したという。当時、町は情欲や享楽にふける人々に満ち、噴火に先立っては、首都ローマで暴君ネロがキリスト教徒を迫害・処刑するなど、政治も混乱を極めていた時のことだった。
近年の日本でも、大きな災害が起こる時には、政治や思想の"歪み"が確認できる。
例えば、10万人以上の死者・行方不明者を出した、1923年の関東大震災。
当時、ソビエト連邦の成立を背景に、日本でも社会主義がにわかに台頭していた。大学ではマルクスやレーニンの書籍がテキストになり、震災前年には日本共産党が成立した。物質の平等を求める唯物論が蔓延する中、大地震が日本を襲った。
また、阪神・淡路大震災が起きた半年前の1994年6月には、社会党の村山富市委員長が首相に指名され、村山内閣が発足。震災が起きたのは、伊勢神宮に首相参拝するという新年の慣例を見送った直後の1995年1月。同年3月にはオウム真理教による地下鉄サリン事件も起きている。恐ろしくなったのか、村山氏は4月、伊勢神宮参拝を行った。
さらに、未曾有の被害を生んだ東日本大震災が起きたのも、左翼的な政策を打ち出した民主党・菅直人政権の時だ。
リーディングで判明した霊的背景
大川隆法・幸福の科学総裁は過去、複数回に渡ってリーディングを行い、災害の霊的影響を探っている。
2014年11月に阿蘇山噴火、2015年6月に小笠原諸島西方を震源地とするマグニチュード8.1の地震が起きた直後、エドガー・ケイシー霊などの支援によるリーディングを行った。
これにより、両災害が、「信仰心が欠如している日本人」に対する神々の警告であったことが明らかになった。
「生かされている」という謙虚な気持ちを忘れた時、人間の文明の儚さを知らせるように、大きな自然災害が起こるようだ。
「神の目」を忘れた政治
「信仰心の欠如」という観点から言えば、現政権にも反省すべきことがあるはずだ。
安倍政権で、財務省や文科省による不祥事が続いている。財務省は公文書を書き換えたとして糾弾され、文科省は大学の許認可権をめぐる不祥事が相次いでいる。
これらの不祥事に共通しているのは、バレなければ国民を欺くことができるという、「神仏の目」を忘れた傲慢さだろう。信仰心を持ち、自らに善なる言動を求める気持ちがあれば到底できなかった行為だと言える。政治家や官僚一人ひとりに、神仏に恥じない言動が求められている。
西日本豪雨のみならず、大阪の地震をはじめ、各地でも地震が頻発している。
実際に災害に遭われた人たちに罪があるわけではないだろう。しかし、こうした自然災害が繰り返し起きることについて、日本人全体が真摯に受け止める必要がある。活火山や地下断層など、日本全土に災害の要因が存在する。そうした列島において、数千年に渡って生命が存在し続けていることを、「当たり前」だと考えてはならない。
【関連書籍】
幸福の科学出版 『大震災予兆リーディング』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1487
幸福の科学出版 『阿蘇山噴火リーディング』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1368
幸福の科学出版 『広島大水害と御嶽山噴火に天意はあるか』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1300
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