タグ「外交」の記事一覧
2016.10.29
ドゥテルテ比大統領の発言から読み取る外交姿勢 日本は独自外交をすべきとき
2016年9月、ASEANサミットで初会談した際の日比両首脳。 By King Rodriguez (Presidential Communications Operations Office) フィリピンのドゥテルテ大統領は3日間の訪日を終えて27日夜、帰国した。「実り多かった」「日本はこれまでも、今後もフィリピンの真の友人だ」と発言。今回の訪中、訪日での...
2016.09.26
米タイムズ紙に「TPP推進論」 安倍首相のTPP外交は活路を開くか
英ファイナンシャル・タイムズ紙のチーフコメンテーターである、ギデオン・ラックマン氏が、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を推進する旨の寄稿を米ニューヨーク・タイムズ紙(20日付)に寄せた。 ラックマン氏は、米国と軍事的な協力関係にあったフィリピンが親中へ傾いていることについて、「米国の太平洋における影響力が低下している」と懸念する。 ...
2016.09.06
日中会談"実現"の裏で日本は何を失ったのか?
各種首脳会談が行なわれた中国・杭州。 安倍晋三首相は5日夕方、中国の習近平・国家主席との日中首脳会談を行った。会談は、二十カ国・地域(G20)首脳会談の閉会後の実施となった。 安倍首相は、尖閣諸島問題について最低限の抗議を行った上で、関係改善を演出する見込みだと報じられている(5日付読売新聞ほか・本欄執筆時点)。 ...
2016.09.03
安倍首相のロシア訪問 ロシアが北方領土を返還しない理由
戦後、ロシアに支配されている北方領土。 安倍晋三首相が2日にロシアを訪問することをめぐり、政府は、北方領土が日本に帰属することでロシアと合意に至れば、北方領土で暮らすロシア人の居住権を認めるとの提案を行う方針を固めた。この方針は、5月の首脳会談で一致した「新たな発想に基づくアプローチで精力的に交渉を進める」を具体化したもので、ロシアの譲歩を引き出したい考え。毎...
2016.08.30
トルコが反欧米でロシアに接近!? 日本は親日国トルコと独自外交を - ニュースのミカタ 2
クーデターに抗議するデモ隊に向かってスピーチをする、トルコのエルドアン大統領。(8月7日、イスタンブール) 写真:Abaca/アフロ 2016年10月号記事 ニュースのミカタ 2 国際 トルコが反欧米でロシアに接近!? 日本は親日国トルコと独自外交を アジ...
2016.08.30
内閣改造に見る安倍政権の本質 政権延命のために失われゆく信念 - ニュースのミカタ 3
8月3日、第三次安倍改造内閣を組閣。写真:Natsuki Sakai/アフロ。 2016年10月号記事 ニュースのミカタ 3 政治 内閣改造に見る安倍政権の本質 政権延命のために失われゆく信念 経済政策でつまづいた、安倍政権の本質が見え始めています。 ...
2016.08.28
中国が、尖閣で日本人を捕まえるための法律をつくっていた
中国の最高裁に当たる最高人民法院が、中国の「管轄海域」で違法漁労や領海侵入をした場合に刑事責任を追及する「規定」を定めていたことを、27日付産経新聞が報じた。 最高人民法院が海洋権益に関して、具体的な条文で司法解釈を定めるのは初めてという。 同紙は、中国の脅威をこう伝えている。 「...
2016.07.02
フィリピン新大統領、ドゥテルテ氏ってどんな人? 中国との外交は大丈夫?
フィリピンで6月30日、ロドリゴ・ドゥテルテ氏が新大統領に就任した。 ドゥテルテ氏は、フィリピン南部ダバオ市の市長を20年近く経験した。市長時代に、治安を回復させた実績から、犯罪撲滅などを断行する「強い指導者像」をアピールし、選挙を勝ち抜いた。その過激な発言から「フィリピンのトランプ」と呼ばれている。 この人物...
2016.06.03
習近平氏が北朝鮮の幹部と会談 いま日本が、台湾やロシアとやるべきこと
習近平国家主席が、中国を訪問中の北朝鮮の李洙墉(リ・スヨン)朝鮮労働党副委員長と、北京で会談した。李氏は金正恩・党委員長の側近として知られており、習氏がこうした北朝鮮の高官との会談に応じるのは、2013年以降、初めてのことだ。 報道によると、李氏は、5月上旬に開かれた朝鮮労働党大会の結果を報告。さらに、「朝鮮半島や北東アジアの平和と安定を維...
2016.06.02
中韓の民間団体が「慰安婦」資料をユネスコ記憶遺産に申請 日韓合意の無力露わに
EQRoy / Shutterstock.com 韓国の民間団体「国際連帯委員会」は1日、いわゆる「従軍慰安婦」資料を、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産に登録申請したと発表した。申請は、日本や中国、オランダなどの8つの国と地域の民間団体と共同で行ったもので、登録の可否は来年10月に判明する見通しだ。 申請資料は、元慰安婦の...