政府が原子力発電所の売込みを強化している。 IAEA(国際原子力機関)によれば、この20年ほどで10~15カ国が新たに原発を導入するという。そこで、最近では先進国で原発の売り込み競争が激しくなり、日本もいよいよ本腰を入れ始めたというわけだ。

日本の原発の非常運転停止回数は、運転時間 7000時間あたり0.07回で世界一の少なさ。2位のドイツで0.12、原発大国と言われるフランスにいたっては0.59回(豊田有恒著『日本の原発技術が世界を変える』参照)。この安全性の高さは国際競争上の大きな武器になる。

なお原子力エネルギーについては、大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁は『幸福維新への道』の中で、「安全性の管理は別の問題ですけれども、『原子力エネルギーそのものに反対する』ということは、基本的な考えとしては間違いであると思うので、『ただ、もう、原爆と同一視して拒絶反応を示す』というのは少しやりすぎかなと思います」と述べている。

代替エネルギーの開発にも力を注ぎつつ、原子力産業を振興し、インフラ輸出で国際競争力を高めていくことが大事だ。(村)

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