戦後70年を迎えた今年、先の大戦への関心が高まっています。

大東亜戦争の歴史や人物に注目が集まっていますが、軍事特有の言葉遣いが多いうえに、当時の感覚も分からないため、なかなか理解できないのも事実。本欄では、小難しい戦争の話は脇に置き、軍人の人となりがうかがえるエピソードを紹介します。

いたずら好きの山本五十六

山本五十六(画像はWikipediaより)。

日本海軍で一番有名な軍人は、連合艦隊司令長官の山本五十六(やまもと・いそろく)でしょう。山本は、対米戦争の初戦である真珠湾攻撃を発案したことで広く知られる一方、その性格は子供のような一面がありました。