人口が減れば、国が衰退していく。この当たり前のことを海外の識者は、日本に対してことあるごとに指摘している。

日本経済新聞に掲載されている、フランスの経済学者、思想家のジャック・アタリ氏のこの問題に関するインタビューには、こうある。

「日本が衰退する理由は企業に資金を十分に供給できる金融システムの再構築が進まなかったこと、そして人口減少を受け入れる選択をしていることだ」

「日本は外国人を受け入れようとしていない。これは危険な選択だ。いったん人口が減り始めると、どこで止まるか分からなくなり、高齢化を乗り切るのに難しい調整が必要になる」

ドラッカーも指摘していたが、積極的な人口増加策をとるかどうかが、日本が衰退するか繁栄するかの分かれ道だ。(織)

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