2015年5月号記事

ザ・リバティ創刊20周年

「常識」逆転の軌跡

あの時、そんなことを言っていた!?

1995年に誕生した本誌は、多くの読者に支えられ、今月号で創刊20周年を迎える。

この間、大川隆法・幸福の科学総裁の法話などに基づいて、宗教、政治、経済、経営、国際政治、未来科学など、幅広い分野で「ニュースの真実」を伝え続けてきた。

本誌の主張は、その時点では反発を受けたり相手にされなかったりしたことも多い。だが、その正しさは時が経つにつれて明らかになり、いつしか「常識」がひっくり返った。

20年の歴史を振り返り、「常識」逆転を果たした代表的な事例をピックアップしてみたい。

(編集部 小川佳世子、大塚紘子、居島有希)

大統領選の前から「オバマ氏は世界を混乱させる」と言っていた

大統領選挙中の2008年9月、ノースカロライナで演説するオバマ氏。聴衆はプラカードやカメラを片手に声援を送った。

まるでコンサートのような盛り上がりだった。2008年11月4日、米大統領選挙で民主党のオバマ氏が大勝。地元イリノイ州で行われた勝利演説には、約20万人が集まった。日本の新聞にも「圧勝」「黒人初」などの文字が躍り、同氏が掲げる「チェンジ」への期待感は高かった。

大川隆法総裁は、この4カ月以上前の法話で、オバマ氏が大統領になった場合の危険性を指摘。 これを受けて、8月末発刊の本誌10月号は 「アメリカは『世界の警察官』ではなくなる」「オバマ氏は、現在の“アメリカらしさ"を否定する遺伝子を持っている」 と書いた。

まだ大統領として何もしない段階での本誌の主張に、アメリカ在住の読者からは反発の声もあった。

だがその後、オバマ氏は20年までに1兆2千億ドルの軍事予算を削減することを決定し、 13年9月には、「アメリカは世界の警察官ではない」と宣言。 アメリカの影響力低下は中国の台頭などを呼び、世界を混乱させている。

2014年11月、中間選挙を目前にしたフィラデルフィアで演説するオバマ氏。この選挙で民主党は大敗を喫した。

次ページからのポイント

アメリカの後退、習近平国家主席の危険性をいち早く指摘

ユーロ、民主党政権、ゆとり教育の問題点を指摘

JR東日本に「ホーム柵設置は義務」と指摘、他