以前、本誌がある経営コンサルタントに取材した際、企業に対して最初に指導するのが「倉庫など、お客様から見えない部分の整理整頓」だという話が飛び出しました。探し物の時間が減ったり、判断力が高まるなど、仕事の効率アップに直結するという実感があるからだそうです。

1日24時間は誰にも平等に与えられています。時間を最も価値のあることに使うためにも、探し物の時間を減らすための掃除をしてみてはどうでしょうか。

本欄はそのコツを、仕事机を例に紹介します。

机の上のモノが雪崩を起こしたり、探し物にイライラしたことがある人、例え整理整頓できていても、モノに空間を圧迫されている気がする人がまずしなければいけないことは、モノを減らすことです。

毎日の業務の中で、モノは気づかぬうちに増え続けます。一息入れて掃除の時間を少し取ることで、探し物の時間を減らし、よりよい仕事ができる環境を作りましょう。

1.捨てる基準を見つける