日本サッカー協会は、日本代表のハビエル・アギーレ監督の契約を解除した。2010年5月に、スペイン1部リーグの試合で八百長に関わった疑惑で、検察庁の訴追が裁判所に受理されたためだ。4日付各紙が報じた。

スペインの司法は日本と異なり、アギーレ氏が起訴されるか否かは、今後、事情聴取の上で裁判所が決定する。日本協会は、アギーレ氏を「推定無罪」としながらも、事情聴取などが監督業務に支障をきたす恐れがあることを解任の理由としている。

アギーレ氏が日本代表監督に選出されたのは2014年8月だが、2013年には、スペインリーグ会長が、問題の試合を含む9試合について八百長の疑いがあると指摘していた。そのため、アギーレ氏の身辺調査は十分だったのかという疑問の声が上がっている。

6月にはワールドカップのアジア予選が始まる。次の監督選びには、ワールドカップでの経験や、海外の人であれば欧州チャンピオンズリーグでの活躍など、実績についての条件があるという。選手とのコミュニケーションをスムーズにとることができる日本人の監督を期待する声もあるが、日本協会は、シーズンを控えたJリーグの現監督からは選ばないとしている。

では、日本代表監督には、どのような人物がふさわしいのだろうか。大川隆法・幸福の科学総裁が収録したスポーツ選手の守護霊霊言から考えてみたい。

昨年のワールドカップ本大会前に行われた本田圭佑選手の守護霊霊言で、本田選手の守護霊は、「サッカーっていうのはね、『精神的な仕事』なんだ」「サムライ精神みたいなのを体現する人が出て来たら、どこか勇気づけられる人が出てくるんじゃないかな」と語っている。

海外で活躍する野球のイチロー選手の守護霊霊言も2013年、収録された。イチロー選手の守護霊は、「多少なりとも、『世の中を励ましたい』と思って戦っているんです」と語り、メジャーでの挑戦について、「野球はアメリカ」というイメージがあることに触れ、「自虐史観を跳ね返すために頑張っている面はあります」と語った。

アギーレ氏の八百長疑惑は、現時点ではあくまで「疑い」だが、もし事実だとしたら、ファンに対する裏切り行為であり、お金や保身に目がくらんで正しい判断ができなくなることを意味する。それは、より貴いもののために自分を捧げる「サムライ精神」とは相いれない。

日本のチームを率いる監督にふさわしいのは、その実績に加えて、本田選手やイチロー選手などと同じくサムライ精神を持っている人物だ。チームの心を一つにし、「自分たちが勝つことで日本を元気にしよう」と本気で思える人だろう。(居)

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