神奈川県議会が、朝鮮学校を含む県内の外国人学校に通う児童・生徒に対して学費を補助することを盛り込んだ予算案を、25日に可決した。「朝鮮学校」とは、北朝鮮系の朝鮮総連の傘下にある学校で、金正恩体制を肯定する教育が行われている。教師や児童・生徒が訪朝したり、朝鮮総連を通して北朝鮮から資金が入っている学校だ。
これまで県は、外国人学校への経常費の補助を行ってきたが、2013年度は、北朝鮮が核実験を強行したことを理由に、支援を打ち切っていた。そこで今回、県は、国際情勢に左右されずに教育支援ができるよう、学校に対する補助から、児童・生徒への学費補助に移行するよう提案していた。