2014年5月号記事
学生時代を後悔したくない
人と差がつく!
恋愛 バイト 読書
春、新しい環境での生活はわくわくするもの。厳しい受験勉強や校則から解放される大学や短大での生活は、バラ色に見えるかもしれない。恋もしたいしバイトもしたい。もちろん、勉強もするつもりだけれど、時間はたっぷりあるから……。しかし、社会人になって、「学生時代にあれをやっておけばよかった」と後悔している人は多いのが実情。では、どうすれば悔いのない学生生活を送れるのか。その秘訣とは?
(編集部 大塚紘子、居島有希/協力 飯田知世、松尾円香)
大学生や短大生になると自由度がぐっと増える。お金をためて旅に出るもよし、スポーツに打ち込むもよし、様々な目標を立てて成し遂げることも貴重な経験になるだろう。
もちろん何もせずにボーッと過ごすこともできるが、たっぷりあると思っていた時間は、意外にあっという間に過ぎ去る。自由になることは、自分の選択に対する責任が重くなることでもある。
学生の読者から寄せられた声によれば、「恋愛」と「バイト」が学生の二大関心事。一方、社会人を対象に「学生時代に後悔していること」について約150人にアンケートを行ったところ、9割弱の人が、何がしか後悔しており、具体的には勉強や読書に関するものが多かった。
そこで今回は、「恋愛」「バイト」「読書」について、学生時代を後悔しないための秘訣をお届けする。
学生時代に後悔していることについてのアンケート結果
(2月下旬から3月上旬にかけて、20代から80代の男女148人から回答)
Q1 学生時代や20代を振り返って後悔していることはありますか?
Q2 どんなことに後悔していますか?(選択制・複数回答可)
Q3 やっておいてよかったことはどんなことですか?
海外旅行をして忍耐力がつき、友人が増えた。「一人でできる、生きていける」と自信が持てた。
(30代男性、会社員)
クラブ活動や委員の経験が、「みんなのことを考えて行動する」という、社会人としての基礎になった。
(50代女性、主婦)
アルバイトやボランティアなどにチャレンジした。初めてのことでも、恐怖感を持たずに取り組めるようになった。
(40代女性、主婦)
ボランティア活動を通して夢や志を大きく持っている人と関われたことで、自らの夢も拡大した。
(20代男性、会社員)
歴史小説や歴史資料を読んだ。人間関係や出処進退の判断で、役に立っている。
(50代男性、会社員)
恋愛で、身を引いたこと。相手の幸福を考えて行動するという経験ができた。
(20代女性、会社員)
スキー、ゴルフ、食べ歩きなどよく遊んだからか、結婚後、遊びたいと思わずに済んだ。
(50代女性、主婦)
格闘技。体力と根性が鍛えられ、仕事でも粘り強く"戦う"ことができる。
(50代男性、会社員)
着付けなど、好きなことの免許を取った。結婚後の仕事にもつながった。
(50代女性、自営業)
一人暮らし。自立でき、親に感謝できた。
(20代女性、会社員)
山岳会にいたこと。体を鍛えられ、組織の運営についても学べた。
(60代女性、自営業)
小学校での教育支援ボランティア。教育現場の実態が分かり、子供向け雑誌作りに役立っている。
(20代女性、編集者)