植物にチップを埋め込むことで酸性雨や温度などをモニタリングする計画「PLEASED」が、EUの支援で進められている。計画が終了する今年春をめどに、研究結果を公表する予定だ。

植物にクラシック音楽を聞かせると育ちがよくなることは知られているが、植物は音楽以外の刺激にも反応し、人間の神経細胞のように、内部で電気信号が起きることが分かっている。

今回の計画の研究チームは、植物が気温変化や湿度変化、酸性雨、農薬などの刺激を受けた際に、内部でどのような電気信号が起きるかを調べている。最終的には小さなチップを植物に埋めてモニタリングするが、このチップには発信機能をつけることができ、また、小さく安価に作ることができる見込みだ。チップを広い範囲の植物に埋め込むことで、大気汚染や、有機農業への化学薬品の影響などを低予算で調べられると期待されている。

別の研究で、植物が刺激を受けた際に、互いに危機などを知らせあうこともすでに明らかになっている。キャベツは青虫にかじられた際に防虫物質を発散し、周囲のキャベツに天敵の存在を教える。トウモロコシの根っこは成長する際に「カチッ」という音を出して、「ここに水がある」と他の個体に知らせているとされる。植物はコミュニケーションを取り合っているのだ。

さまざまな刺激に反応したり、コミュニケーションするというと動物のようだが、植物にも動物と同じように魂が宿っており、おかしな話ではない。植物の間でも意識のレベルに違いがあり、神社の「御神木」のような樹齢を重ねた樹木には、特に高度な魂が宿るという。

大川隆法・幸福の科学総裁は『フランクリー・スピーキング』(大川隆法著)で、次のように語っている。

「植物霊のなかでも、霊力の強い植物というのがあるのです。『御神木』というのがありますが、あんなのになってくると、普通の動物なんかよりも、もっと人間に近いような魂を持っているんです」「人間的な感情もそうとう持っています」

将来、研究が進んで、植物と話ができるようになったら、植物工場に使う照明の明るさを植物に相談できたり、花壇の植物に「そろそろ肥料が欲しい」などと催促される日が来るのかもしれない。(居)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『フランクリー・スピーキング』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=179

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