1998年に亡くなった直木賞作家・景山民夫氏が、あの世での見聞を霊言でレポートしたことについては、9月10日付本欄でも紹介したが、その景山氏が、生前の著書『リバイアサン1999』(1993年、集英社刊)の中で2022年の未来を描いていたことが改めて注目されている。

同書の中には、例えば、「1991年の第一次湾岸戦争」という記述がある。執筆当時、「湾岸戦争」は単に「湾岸戦争」でしかなかった。しかし景山氏の死後、2003年に起きたイラク戦争は、「第二次湾岸戦争」とも呼ばれていることを我々は知っている。同氏には21世紀のイラク戦争が「見えて」いたのだろうか? また、自衛隊は「自衛軍」と呼ばれており、今後の日本の国防の強化を予見しているようだ。

そういう予見力を持つ景山氏が描いた2022年の日本はどうなっているのか。日本は天変地異を経験し、テレビ局内で「仙台、どうなった?」「津波の映像は撮れてるそうなんですが」といった会話が交わされている(『リバイアサン1999』文庫版p.375)。これは、東日本大震災についての「予言」だったのか。

一方、東京-ホノルル間を3時間半で結ぶ超音速旅客機が飛び、人口3000万人を突破した東京は、都心部の高層化で住宅難の心配はないという、未来型都市に変貌している。

前述の景山氏の霊言『小説家・景山民夫が見たアナザーワールド』(大川隆法著・幸福の科学出版)では、未来を知りうる立場となった天上界の景山霊が、「10年後」について、驚くべき予言を語っている。これを読めば、「世界と日本と未来を読む上で、何が重要なのか」が明らかとなるだろう。『リバイアサン1999』との相違や一致について考えてみてもいい。いずれにしても、未来は、今を生きる私たちが創っていくものなのだ。(賀)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『小説家・景山民夫が見たアナザーワールド』 大川隆法著

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アマゾンの同書紹介ページ

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