2013年11月号記事
The Liberty Opinion 3
「ブラック企業」批判は資本主義の精神を傷つける
「ブラック企業」なる言葉が流行っている。
今年の夏の参院選では、東京選挙区から出馬した、共産党の吉良佳子氏が「ブラック企業撲滅」を公約の一つに掲げて当選。8月には「ブラック企業大賞」が選出され、2年連続でワタミフードサービスが“受賞"した。10月からは、ブラック企業に立ち向かう労働基準監督官を描いたテレビドラマ「ダンダリン」も始まる。
一昔前、「ブラック企業」とは、暴力団とつながりを持ち、違法な行為を繰り返している会社を指したが、最近では、低賃金で長時間働かせ、ウツでの自殺や過労死が出ている会社を言うようだ。