世の中に最強の学問というものが存在し得るのかどうか。『統計学が最強の学問である』(西内啓著ダイヤモンド社発刊)という書籍が出ている。統計学が最強の学問だというその根拠は、ハーバード大学メディカルスクールに使われている統計学の教科書の冒頭に以下のような言葉があるからだと著者は述べている。

「1903年、H・G・ウェルズは将来、統計学的思考が読み書きと同じようによき社会人として必須の能力になる日が来ると予言した」

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