2009年7月号記事

季節の移ろいとともに

延々とつづく海岸線と峻険な山々を併せもつ和歌山県。

かつては海外との文化交流の拠点であり、百済から伝来した仏教が日本古来の神道と結びつき神仏習合の文化を育んできたところでもある。

2004年に吉野大峰、熊野三山、そして高野山を結ぶ参詣道が世界遺産に登録されたことは記憶に新しい。

春のおだやかな季節、紀の国に広がるいくつかの風景を巡りながら和歌山の魅力に迫ってみた。