韓国の主要テレビ局や一部の金融機関のコンピューターが20日、一斉に障害を起こし、混乱。韓国政府は、北朝鮮の組織的なサイバー攻撃とみて、調査を進めている。ウイルスの発信源には中国のIPアドレスが使われていたが、過去の北朝鮮からのサイバー攻撃とみられるものにも、同じアドレスが使われていたためである。

21日付各紙によると、今回のサイバー攻撃では、各社の管理用サーバーがハッキングされ、テレビ局や金融機関のパソコンが計3万2000台被害を受けた。

韓国の公共放送であるKBSや民間大手のMBCなどの社内のネットワークがダウン。21日朝には復旧したが、感染源のパソコンはまだ4、5日使用できない状態という。また、商業銀行大手「新韓銀行」や「済州銀行」などの金融機関でもコンピューターシステムが障害を起こし、ATMが約2時間使えなくなった。

攻撃を仕掛けたのは北朝鮮の可能性が高いが、その北朝鮮は、日に日に「戦時体制」へと向かっている。

米韓の軍事演習「キー・リゾルブ」に対し、北朝鮮は7日、休戦協定を破棄するという声明を出すなど反発。朝鮮中央通信は20日、金正恩第1書記の立ち会いの下、無人航空機による攻撃と巡航ミサイル迎撃の訓練を実施し、成功させたことを誇らしげに伝え、21日には国営ラジオを通じて「空襲警報」を出し、国内の緊張感を高めている。ちなみに、この警報が出されている間、米韓は演習を行っていなかった。

来日した米国務省のダニエル・フリード制裁政策調整官は、北朝鮮情勢について「現下の情勢を平時と考えるべきではない」と発言。北の核開発に対しては、経済制裁と対話で変革を迫る方針を示し、中国に、北朝鮮の核実験への制裁に対して、さらなる協力への期待をにじませた。(21日付日経新聞)

この先、朝鮮半島情勢は一体どうなるのか。

北朝鮮の3回目の核実験後の2月12日、大川隆法・幸福の科学総裁は、「眠れる予言者」として知られるエドガー・ケイシーの霊を呼び、朝鮮半島の近未来リーディングを行った。すると、ケイシー霊は、38度線付近が炎に包まれ、北朝鮮と韓国が通常兵器で戦っている様子が見えると語った。

質問者から、その時期について聞かれたケイシー霊は「『アメリカの独立記念日』や『日本の参院選』のあたりが、まあ、一つの狙いどころではあるかもしれません。そう先のことではないような感じがしていますね」「今年の可能性はかなり高いと思います」(下記書籍参考)と話した。

だがこの未来は、運命づけられたものではなく、現在を生きる人々の努力で変えられる余地も残っているはずだ。日本は対岸の火事として受け止めるのでなく、当事者意識を持ってアメリカ、韓国と連携し、半島の真の平和を実現するために積極的にかかわっていく必要がある。(居)

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幸福の科学出版HP

『北朝鮮の未来透視に挑戦する エドガー・ケイシー リーディング』  大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=914

2013年2月20日付本欄 サイバー攻撃に中国軍が関与か 水面下で激化する「米中覇権戦争」

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5633