韓国の聯合ニュースは14日、北朝鮮の長距離弾道ミサイル打ち上げの費用は8億5000万ドル(約690億円)だと、韓国の情報当局が推定していると報じた。
これは北朝鮮で慢性的な食糧不足に陥っていると言われる約1900万人(国民の約8割)に、1年間食事を提供できる金額だという。
この金額でトウモロコシ250万トンと米140万トンを購入できるという話もある。
各メディアの報道によれば、北朝鮮は毎年、約40万トンの食糧不足に直面しているとされており、今回の発射費用を食糧確保に充てれば、国民は6年間、飢餓に陥ることがなかったとも言われている。
今月初めには、食糧難による栄養不足の影響か、北朝鮮軍が、新兵入隊の基準となる最低身長を145センチから142センチに引き下げたという報道もあった。
北朝鮮は今回のミサイル打ち上げを強行したことで、アメリカは栄養補助食品24万トンの供与を中止することに決めている。当然の判断だが、金正恩体制が国際社会に対して悪影響を及ぼすほどに、国民の苦しみは重くなる。
北朝鮮を名前ばかりの「人民民主主義共和国」から脱出させるためにどうすればよいのか、日本も真剣に考えなくてはならないだろう。
『北朝鮮―終わりの始まり―』の中で大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁は、
「『核兵器の"刀狩り"をやってしまう』と言えば、この国を開放できるでしょう。軍事的圧力をかけて、核兵器を取り上げなければいけませんね」と述べている。
また、『宗教立国の精神』では、「北朝鮮に関して、決して、右翼的な立場から単なる攻撃論を説いているわけではありません。もちろん、日本国民の生命の安全を護ると同時に、圧政下で苦しんでいる北朝鮮の人たちを解放したい」とも言っている。
一日も早く北朝鮮の圧政が終わることを願いたい。(清)
【参考書籍】
幸福の科学出版ホームページ 『北朝鮮 終わりの始まり』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=4
【関連記事】
2012年4月13日付本欄 ミサイル発射失敗は、北朝鮮の「終わりの始まり」