水禍が広がっている。

読売新聞によると、タイ大洪水の冠水面積が四国の面積(約1万9000平方km)に近づいていることが分かった。これは広島工業大の菅雄三教授(遠隔探査学)による調査で、タイの冠水面積はアユタヤを中心に約1万4000平方km。米航空宇宙局(NASA)とイタリア宇宙機関の衛星画像を、洪水発生前と後を比較解析したものだ。洪水は、タイだけではなくベトナム、ミャンマー、カンボジアにも広がっており、深刻な被害を生んでいる。カンボジアも史上最大規模の洪水被害が出ており、全水田の17%が水につかり、被災者は150万人を数える。

また遠く離れたイタリアでも洪水の被害が出ている。AFP通信によると、イタリア北部の港湾都市ジェノバで、4日に降った大雨で洪水が発生。6時間で年間平均降雨量の約3分の1に当たる356mmの大雨が降った。通行止めなど適切な措置を取らなかったために、被害が増大したことで、市民から市当局に対する怒りの声が上がっている。イタリア北部と中部では10月下旬にも洪水が発生したばかり。

一方、大地震も起きている。新華社電によると、1日午前8時20分、中国・新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州でM6.0の地震があった。震源の深さは10km。また同日午前6時には、四川省青川県と甘粛省文県の境界付近で、M5.4の地震があった。震源の深さは20km。新疆イリ・カザフ自治州当局は、被災者数28,344人を発表している。

2011年は残すところ2カ月。2012年はマヤの予言によれば、人類滅亡予言の年であり、こうした洪水や地震はその兆候を示すものなのだろうか。ザ・リバティ最新号(12月号)では、特集「2012年世界はこうなる 第2部 天変地異・UFO編」として、4人のオカルト研究家が2012年の天変地異を予測している。

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=3148

ぜひご覧いただきたい。(ア)