2005年10月号記事

教員に「免許更新制」導入へ──

資質と指導力向上へ努力を

全国的に「指導力不足」の教員が増加している問題に対応し、文部科学相の諮問機関・中央教育審議会のワーキンググループはこのほど、新たな教員免許取得者を対象に、一定期間ごとに更新しなければ免許が失効する「教員免許更新制」の導入を決めた。

原則10年の有効期限を設け、更新要件として一定の講習を受講・修了することを義務づける。現在、教員免許は一度取得すれば失うことはないため、指導力向上の取り組みの一つとして注目される。