8月22日以降、中国初のミステリーサークルが出現したとして各メディアが報じ、騒然となっていたが、ドイツの自動車メーカー・BMWが広告撮影のために人工的につくったものだと公式ホームページで明らかにした。

当初、国営新華社通信などが、中国のマイクロブログにアップされた映像をもとに、「中国北西部の青海省デリンハ市周辺の砂漠地帯で、一夜にして突如、直径2キロの規則的な円形のミステリーサークルができた」と報じた。

ミステリーサークルは、通常40~200メートル程度のものがイギリスを中心に各国で報告されているが、それと比べるとはるかに大きく、ネット上で「中国初の出来事」と次々に書き込みが広がった。

BMWが正式に広告宣伝のためだったと認めたことで、期待を膨らませていた中国人はネット上で「だまされた」と憤慨している。中国人の中でUFOや宇宙人の存在がごく当たり前に受け止められていることをうかがわせたニュースだった。(S)