アメリカで来年、いよいよ「空飛ぶ車」が発売されることが決まった。

実際には「道路を走れる飛行機」で米マサチューセッツ州にあるテラフュジア社が開発。このほどアメリカ政府は一般道路を走ることを許可する決定を行った。

主翼が道路走行時には折りたたまれており、飛行前に30秒で伸ばすことができる。ガソリンエンジンで駆動し、車としては時速104キロだから、そう早くは走れない。

2012年秋ごろ、25万ドル(約2000万円)で発売される。自家用機の中では最軽量に分類され、20時間程度の訓練飛行で免許が取得できるため、この「空飛ぶ車」、大ブームが起きるかもしれない(ただ、日本で道路は走れません)。

アメリカでは「空飛ぶ車」の開発競争が加速している。航空機大手ボーイング社が開発を進めているほか、アメリカ航空宇宙局(NASA)は道路も走れる「短距離離着陸機」のコンテストを行い、資金支援している。国防総省にも軍用を想定し、「空陸両用車」の開発プロジェクトがある。

残念ながら、日本では具体的な開発計画があるメーカーは存在しない。ホンダは創業者の本田宗一郎氏が本気で「空飛ぶ車」の実現を夢見ていたが、ビジネスジェット機の開発にとどまっている。日本人技術者や投資家の奮起を期待したい。(織)