澁谷 司

アジア太平洋交流学会会長

澁谷 司

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

9月24日に行われた「トランプ・習近平会談」で注目すべきは、(1)なぜ習近平主席が9月23日から25日の3日間しか滞在しなかったのか、(2)なぜニューヨークでの国連総会出席日程がキャンセルされたのか。(3)なぜ米中双方が儀礼面で繰り返し張り合っているのか、(4)最もセンシティブな問題である「台湾問題」が果たしてこの首脳会談の真の切り札となったのか、という点だった(*1)。

今回の北京の動きは、今年5月にトランプ大統領が訪中した際の3日間の日程を"意図的に模倣"し、「米中は対等な立場」というシグナルを発信するためだったと指摘されている。

ただ一方で、習主席が国連総会を利用し、中国の世界的リーダーシップをアピールするつもりだったのなら、なぜこの絶好の舞台を放棄したのか、疑問が残る。

(*1)2026年9月23日付万維ビデオ