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3月末にトランプ米大統領の訪中を控える中、台湾周辺に飛来する中国の軍用機が激減しています。
《詳細》
アメリカとイスラエルがイランへの攻撃を開始した2月28日以降の10日間で、台湾の防空識別圏に侵入した中国軍機はわずか2機のみであり、昨年同時期の86機と比較して大幅に減少しています。
また、1月は166機(前年同月比33%減)、2月は148機(前年同月比57%減)と、減少が続いています。
激減の理由は明確でないものの、今月末に控えるトランプ氏の訪中や、中国の友好国であるベネズエラやイランへの攻撃との関連が指摘されています。
一方で、中国では現在、年に1度の重要会議「両会(全国人民代表大会〔全人代、3月5~12日〕及び、全国政治協商会議〔政協、4~11日〕)」が開催されており、例年、この時期には防空識別圏への侵入が減少することなども指摘されています。そのため、米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)のブライアン・ハート氏は、「(中国軍機の侵入の激減が)『両会』を超えて続くならば、それは異常だろう」と指摘。今後の中国の動向が注視されています。
他にも、中国はトランプ氏の訪中に配慮していると考えられる動きを見せています。
例えば、全人代で中国の王毅外相は8日、イラン情勢について、「本来起こるべきではない戦争であり、あらゆる方面に利点のない戦争だ」と、従来の立場を踏襲するにとどめ、アメリカへの名指し批判は避けています。「アメリカとの緊張を高めたくない」という意向があると見られています。
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