映画ファンの皆様、お元気ですか。
ようやく春三月になりましたね。三月の暖かい風に吹かれると、中学や高校の卒業の時期を思い出しませんか。若い世代にとっては遠くない過去のことでしょうが、そこから何十年か生きてきた世代にとっては、柔らかな春の陽射しに包まれた淡い思い出です。
今回取り上げる映画を探していて、今から10年前の公開作品を調べてみると、『ちはやふる ─上の句─』が2016年3月公開でした。10年経っても語り継がれる映画は少ないなかで、「ちはやふる」は昨2025年、映画のストーリーから10年後の話がテレビドラマ化されるなど、広く愛され続けています。そこで今回は三月の季節感に合わせてこの三部作をとりあげ、青春映画を観ることの効用について考えてみたいと思います。
都立瑞沢高校に進学した千早(ちはや・広瀬すず)は競技かるた部を創り、小学生時代からのかるた仲間である太一(たいち・野村周平)を含む5人のチームで創部1年目にして全国大会進出を果たす。千早は福井に転居したかるた仲間の新(あらた・新田真剣佑)との再会を願いつつ、2年目は団体戦で全国優勝するも個人戦で女子かるたクイーンの詩暢(しのぶ・松岡茉優)に敗退。3年目、千早は打倒・詩暢を期すが、再会した新から想いを告白され、千早への恋に悩む太一はかるた部を去る。千早は心揺れながら3度目の全国大会に臨む。
人気漫画が原作なので、ストーリーはいい意味で漫画的です。魅力的なヒロインと個性豊かな仲間たちが、青春に特有の濃密な人間関係のなかで繰り広げる努力、友情、恋、絆、葛藤、そして勝利。青春映画の王道パターンを熱く、時にコミカルに見せてくれる手際は、国民的人気も納得の満足度です。
それに加えて、漫画がかなわない映画ならではの楽しみは、若い生身の人間の躍動感と美を目にすることができる点です。上の句で、千早は部員を獲得するためスカートの制服姿で校舎内の廊下や階段を全力疾走。下の句では通学路の並木道を走り出します。そして、試合で札を取る際の凄まじいスピードと集中力。元気で「ムダに美人」な千早が周囲を巻き込んでいく様を、当時17歳の広瀬すずが見事に演じ、ヒロインに生命を吹き込んでいます。
こうした青春映画を観ることで、中高年世代は若返りの効果が期待できます。大川隆法・幸福の科学総裁はアンチエイジングの方法の一つとして、気持ちを若く持つため、自分より30歳から40歳若い人と友達になることを勧めていますが、リアルで若い友達を作れなくても、画面で若い人を見るだけで彼らの発する"若素"を吸い込むことができそうですし、実際に若い人と交わる際の共通の話題にもなります。青春映画には底が浅いものや暴力的なものもありますが、競技かるたの礼節や精進などの精神性を描き、10年後も愛されている本作のような青春映画は、格好のアンチエイジングのツールです。
ちなみに礼節といえば、下の句で千早たちが全国大会の会場である琵琶湖畔の近江神宮を訪れた際、「参道の真ん中は神様の通り道」という台詞が出てきます。幸福の科学が近年明かしている日本神道本来の心も、そこはかとなく感じられます。
そして『ザ・リバティ』としては、女優・広瀬すずの魂のルーツに触れないわけにいきません。大川総裁による『広瀬すずの守護霊☆霊言』では、彼女の守護霊が「女神界」の女神の一人であることが推定されています。また『小説 地球万華鏡』には、二十二歳ぐらいの有名美人女優「深瀬すず」について次のような驚くべき言及があります。
「この原稿を読んだ『深瀬すず』の守護霊は、自分が、かつて、私が『エローヒム』と呼ばれた時代に、エローヒムの娘として生まれた『セムローゼ』という名前だったと語った」
さらにこのセムローゼが「某有名女優の宇宙分霊」として、夜間に大川総裁を霊的に護りに来たことも明かされています(会内経典「『短詩型・格はいく集(1)「魔境の中の光」』講義」幸福の科学刊)。広瀬すずの魂は、創造神エル・カンターレとそれ程までに縁が深いようです。
こうした霊的事実を踏まえると、彼女のポテンシャルの高さもうなずけます。広瀬は初の主演映画である『ちはやふる ─上の句─』で17歳にして日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受けました。このインパクトは、同じく初の主演作『ローマの休日』でアカデミー主演女優賞に輝いたオードリー・ヘップバーンや、広瀬と同じ17歳で主演した『キューポラのある街』(1962年)で国民的女優の地位を固めた吉永小百合に匹敵するものを感じさせます。
広瀬すずはその後も多くの映画やドラマに主演し、息の長い女優への道を歩んでいますが、初主演作を大ヒットさせて人気を集めるチャンスは、どんな女優にも一生に一度きりです。女神的な女優が、二度とない若さの光彩を放つ一期一会の青春映画で、あなたも心の青春を取り戻してみませんか。
(田中 司)
『ちはやふる ─上の句─』
『ちはやふる ─下の句─』
『ちはやふる ─結び─』
- 【スタッフ】
- 監督:小泉徳広
- 【キャスト】
- 出演:広瀬すず 野村周平 上白石萌音 他
- 【その他】
- 2016年制作 | 111分 | 日本
2016年制作 | 102分 | 日本
2018年製作 | 128分 | 日本
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