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ベネズエラで電撃的な作戦を成功させたトランプ米政権は、ベネズエラの長年の後ろ盾であり、カリブ海の共産主義国家キューバに対し、「手遅れになる前に」、アメリカと取引するよう連日圧力を加えています。

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アメリカが強める圧力に対し、キューバのロドリゲス外相はこのほど、「アメリカからの干渉を受けずに燃料を輸入する権利がある」と反発し、ディアスカネル大統領も「人命さえビジネスに変えてしまう者たちには、キューバを非難する資格はない」と非難しています。

キューバが強く批判するのは、それほど同国が窮地に陥っているためです。

アメリカが介入した社会主義国家ベネズエラは、1999年にベネズエラ大統領に就任したチャベスの時代から、キューバとの関係を強化していました。ベネズエラは昨年キューバに対して石油を日量平均で9528バレル輸出しましたが、今回の米軍の作戦により、その供給が完全に途絶える見通しです。並行してメキシコがキューバに1万2284バレル輸出しているため、ベネズエラなき今、メキシコ産の石油がキューバの生命線となっています(メキシコ産原油はキューバの輸入の約44%を占めている)。

米テキサス大学のエネルギー研究者ホルヘ・ピノン氏は、「今後数カ月間、ベネズエラからの石油供給がゼロとなる状況で、キューバが生き残るための希望は全く見えない。状況は壊滅的なものになるだろう」と述べたと、14日付ロイター通信が報じています。

トランプ氏が反米・共産主義国家キューバより先に、キューバと同盟関係にあるベネズエラ問題に対処したことは、「ベネズエラでケリをつければ、キューバの政権も危うくなる」と予測していたからです。トランプ氏は、ベネズエラの石油を失った「キューバは崩壊寸前だ」と畳みかけています。

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