2025年10月号記事

フリーメイソンとモーツァルト

近代前夜に「至高の存在」を讃えた人々

秘密結社に受け継がれた「ヘルメス思想」を天才音楽家はどのように受け止めたのか。

現代社会では、選挙のたびに「格差是正」とバラマキ政策が連呼され、「自由と平等」が「欲望の自由」と「結果の平等」に転落している。

しかし、そもそも近代社会の建設を夢見た人たちは、何を願って「自由」と「平等」の旗を掲げたのだろうか。

近代の精神とされる「自由・平等・博愛」は、元来、秘密結社フリーメイソンの標語だったが、フランス革命が起きた時に借用され、弘められた。しかし、その源流にあった理想は知られていない。

今回はその理想に迫り、その根源にある「神への愛」を歌ったモーツァルトの素顔を紹介してみたい。

※注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。