《ニュース》

米CIA(中央情報局)がこのほど公開した機密解除済みの文書の中に、「ソ連兵がUFOから攻撃を受けた」とされる出来事が記録されていたことが、話題を呼んでいます。

《詳細》

トランプ米大統領は2月、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件や、新型コロナウィルスの発生源、UAP(UFOを含む未確認異常現象)など、政府の機密文書を調査する超党派のタスクフォース(特定の目的のために設置された組織)を設置しました。今回の文書の公開もその一環です。

文書は、カナダのウィークリー・ワールド・ニュース紙とウクライナのホロス・ウクライイニー紙に掲載された記事が要約されたもので、2000年に一般公開されていたものです。

それによると、軍事訓練中のソ連部隊の上空に「低空飛行する円盤型の宇宙船」が出現したといいます。ソ連兵が地対空ミサイルを発射し、宇宙船は墜落。すると宇宙船から「大きな頭と黒い目を持つ5体の小柄な人型生命体」が現れ、大きな唸り音を放ちながら融合して一つの「単一の物体」になり、まばゆい閃光とともに爆発します。それにより、兵士23人が突如として「石の柱」に変化したというのです(2人は、閃光を浴びなかったため生存)。

当局は、石化した兵士の遺体と宇宙船の残骸がモスクワ近郊の秘密研究施設に運ばれ、兵士たちの分子構造が「石灰岩」と一致することが確認されたと報告。当時の科学者たちは「人類がまだ知らないエネルギー源」が原因だと考えていたとのことです。

文書の内容に対しては懐疑的な見方もあり、元の情報が何度も加工されているのではとの指摘があります。

ただし、明らかなのは、「たとえ未確認情報であったとしても、CIAが国家安全保障のためにあらゆるUFO情報を収集してきた」という点であり、アメリカはUFO情報を真剣に集めているということです。

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