《ニュース》
埼玉県八潮市で28日、下水道管の破損などにより大規模な道路陥没が発生。転落したトラックに取り残された70代男性の救助活動が続いています(31日17時時点)。
《詳細》
28日午前9時頃、八潮市の道路が陥没し、直径約10メートル、深さ約5メートルの穴にトラックが転落。救助活動が難航しており、発生から72時間が経過した31日午前11時時点でも、男性運転手の安否は不明だといいます。
29日未明には、近くのもう一カ所の道路も陥没。30日には新たな陥没で2つの穴がつながり、幅約40メートル、深さ約15メートルに広がり、下から約8メートルが土砂で埋まっているとのことです。
事故に伴い、県内の一部地域では、風呂や洗濯などの排水が制限されています。県内の温浴施設は、近隣や排水制限対象地区の住民に向け、無料や割引のサービスを実施する動きも出ています。
事故の原因は下水道管の老朽化による破損と見られています。橘官房副長官は29日の会見で、全国の下水道管理者に対し、同様の箇所の緊急点検を要請したと明らかにしました。
国土交通省によると、道路の陥没は大小合わせて年1万件以上発生し、下水道管の破損による陥没だけでも2022年に約2600件発生したといいます。
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