2024年1月号記事
安倍路線の継承者
高市早苗の限界
「高市首相待望論」が高まっている。
石破降ろしが起きれば、次期総裁に名乗りを上げると見られる高市氏の資質に迫る。
contents
安倍路線の継承者 高市早苗の限界 - Part 1 本当に中国に毅然と対峙できるのか
「次の総理を任せられるのは高市しかいない」
左翼的な石破首相の誕生により、保守層の間では「高市首相待望論」が広がっている。
高市氏は、保守派の希望の星だった安倍首相の「国家観」に近く、「対中強硬派の筆頭」と見なされ、その人気は断トツだ。憲法改正を訴えてきたほか、靖国神社への参拝を続け、決選投票で石破首相に敗れた今回の自民党総裁選では、「中国の脅威から日本を守る政策」を提示していた。「高市以外は日本を壊す」「中国が最も嫌がる国会議員」「増税したがる財務省と戦えるのは高市早苗だけ」などの期待の声に押され、総裁選では「党員票1位」に輝いた。
大半の自民党リーダーが左傾化する中、一人気を吐いて保守の論陣を張っているようにも見える高市氏に期待してもよいのだろうか。
※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。
天上界の高市氏への評価は意外と厳しい
本当に中国に毅然と対峙できるのか
自虐史観を払拭しなかった安倍談話
高市氏も安倍談話を踏襲