2023年12月号記事
仕事ができるようになるには
誰もが気になる永遠のテーマに、敢えて直球で迫った。
良いスタートダッシュを切りたい若手社員も、仕事の悪いクセをいったん見直したい中堅社員も、仕事の極意を振り返り、後進の者に伝えていきたい熟練社員も、生涯現役で第二のキャリアを思い描いている人も──。
全ての人に通用する、「生産性」を高めるためのエッセンスについて、大川隆法・幸福の科学総裁の「仕事論」を手引きにしつつ、各界のプロフェッショナルに聞いた。
自分の心の"歪み"や"ごまかし"を見つめるヒントにもなるだろう。
contents
仕事ができるようになるには - Part 2 Special Interview集〈2〉
そもそもあなたは勤勉か
社員のレベルは徹底度で決まる…本誌p.12
伝説の営業マンが語る
一社員でも個人商店たれ…本誌p.16
営業が苦しいのはあなたが誠実でないから…本誌p.20
「人員半減」でも納期・品質を守れる
無駄な仕事の見つけ方…本誌p.24
結論を出す前に孤独の時間を取っているか…本誌p.26
企画も営業もプレゼンも
なぜ準備時間がかかり過ぎる人は「才能」がないのか?…本誌p.28
あなたは「自己中」ではないか?…本誌p.31
※文中や注の特に断りのない『』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。
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Special Interview
「人員半減」でも納期・品質を守れる
無駄な仕事の見つけ方
人員や納期に厳しい「枠」をはめることで、結果的に不要な仕事があぶり出され、生産性が上がることについて、専門家に聞いた。
山葉 隆久
以前所属していた会社の半導体工場が別の半導体企業に買収され、自部署の人員が半減した経験があります。その状況下で、従来どおりの開発を「納期も品質も守って達成せよ」と指示されました。
最初は無理だと思いましたが、振り返れば、それを実現していました。開発人員が半減した中で、結果的に、「本当はやらなくてもよかった仕事」があぶり出され、削がれていったのです。その時の仕事術は、あらゆる仕事に適用できると感じています。
無駄な書類作成
代表例は無駄な書類作成です。買収前の職場では、報告書を論文のように詳しく書く文化がありました。それには理にかなった理由もあり、丁寧にまとめる過程で考察が深くなるのです。新たな着想が湧き、品質向上につながることもあります。
しかし、人員半減という極限状態なので、実験結果と簡単な考察だけを書いたA4で1枚のメモに変えました。結果的に何も問題はありませんでした。論文のような報告書作成は"本来必要のない仕事"だったのです。このように「やるべき」仕事の中に「なくても問題ない」ものがかなり潜んでいます。
Special Interview 結論を出す前に孤独の時間を取っているか 鎌野宏一朗氏
Special Interview 企画も営業もプレゼンもなぜ準備時間がかかり過ぎる人は「才能」がないのか? 荒巻基文氏
Column 準備時間を短縮せよ!「すぐ取り掛かる」ためのヒント