《ニュース》

今月リビアで発生した大洪水について、「人為的な気候変動が被害を拡大した」という研究結果が発表され、話題を呼んでいます。

《詳細》

欧米を中心とする国際的な研究グループ「ワールド・ウェザー・アトリビューション」は、今月の北アフリカ・リビアの洪水をもたらした大雨について調査を行いました。

調査方法は、「19世紀後半の地球と、平均気温が1.2度上昇した現在の地球について、観測データなどをもとにシミュレーションを行い、大雨の発生確率などを比較する」というものです。

その結果、気候変動がなかった場合に比べて、大規模な洪水をもたらした大雨が降る確率が最大で50倍も高くなっていたといい、雨量についても、気候変動がなかった場合に比べて最大で50%増加したと分析しています。

「300~600年に1度」という稀な現象だった今回の豪雨は、地球温暖化がなければ、その発生確率はさらに低かった可能性があると、研究チームは指摘しています。

近年、異常気象が発生するたびに、地球温暖化と関連付ける研究や報道が相次いでいますが、こうした中には、世論を恣意的に誘導する思惑も含まれているということに注意しなければなりません。

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