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こども家庭庁は7日、2022年度に全国の児童相談所が受けた児童虐待の相談件数が、21万9170件だったと公表しました。

これは過去最多で、32年連続で増加しており、前年度より5.5%(1万1510件)増でした。

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虐待の内容は、子供の前で家族に暴力を振るうなどの「心理的虐待」が最多で59.1%(12万9484件)、暴力を加える「身体的虐待」が23.6%(5万1679件)、「ネグレクト(育児放棄)」が16.2%(3万5556件)、「性的虐待」が1.1%(2451件)でした。

相談経路で最も多かったのは、「警察など」の51.5%(11万2965件)、次いで「近隣知人」の11.0%(2万4174件)でした。家庭内暴力などの通報を受けて警察が駆け付けた際、子供が心理的虐待を受けたと見なして、児童相談所に通告するケースが増えているといいます。

また、21年度に虐待を受けて死亡した子供の数は、心中を除いて50人。「身体的虐待」が42%(21人)、「ネグレクト」が28%(14人)という内訳です。主な加害者は実の母親が4割で、最多の20人でした。

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