《ニュース》
防衛省が2024年度の概算要求で、約7兆7385億円を計上する方向で最終調整していると、各メディアが報じています。
《詳細》
政府が昨年12月に閣議決定した安全保障関連3文書で、2023年度から5年間の防衛費の総額を43兆円程度増やすとしており、24年度はその2年目に当たります。23年度当初予算では6兆8219億円を計上し、今回の概算要求はそれを1兆円上回ることになります。
概算要求では、不足していた「弾薬の確保」に約9300億円を要求するほか、「イージス・システム搭載艦」2隻の建造費約3800億円、艦艇や地上目標を攻撃する「精密誘導弾」を開発する費用約320億円、陸海空を一元的に指揮する「統合指令部」の設置費用などを計上する方向で調整を進めています。また、南西諸島への装備や物資の輸送を迅速に行うため、陸海空の共同部隊としての「自衛隊海上輸送群」も新設します。
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