2023年9月号記事

静岡県

日本の発展のカギを握る静岡県

─ 発展を阻む川勝知事の「妖怪性」を考える ─

富士山を擁する静岡県は、日本の交通の要衝だ。
しかしその静岡では、長らく知事がリニア工事を止める異常事態が続いている。
その奥に潜む問題について考えた。

新幹線が富士山近くに差し掛かると、多くの人が窓越しにスマートフォンを向ける。子供からお年寄り、外国人観光客などが、その雄大な姿に心奪われ、車内が和むひと時だ。

日本の象徴である富士山を擁する静岡県は、スズキ、ヤマハ、カワイなどの世界的なメーカーを生み、温暖な気候にも恵まれ、生産量や出荷額などで、お茶、普通温州みかん、温室メロン、きはだ、さくらえび、冷凍水産食品など、「日本一」の総数は274件を数える(*1)。

(*1)静岡県のホームページより。

歴史的に日本経済を支える「交通の要衝」

日本経済を支える「交通の要衝」という側面も見逃せない。人、モノ、金、時間の回転速度が速いほど経済は発展するが、関東と関西という大都市圏を結ぶ静岡県は、歴史的にも重要な位置を占めてきた。

幕末、幕臣の小栗上野介は、京都から江戸に攻め上る薩長軍を止めようと、駿河湾から東海道に向けた艦砲射撃を考案した。実現はしなかったものの、維新後、長州の大村益次郎は、「これが実現していたら、我々の首はなかった」と述懐。両者ともこの地域が持つ重要性を見抜いていた。

原材料が豊富で生産・加工に適しているため多くの産業の集積地となり、都道府県別の静岡県の県内総生産(国のGDPに相当)は例年10位前後と高く(下表)、一時期はニュージーランド一国に匹敵する規模だった。多くの人やモノが行き交う地理的な役割を考慮すれば、評価以上の役割を果たしていると言える。

その静岡県で、全国の注目を集めるのが、リニアのトンネル工事を止めている川勝平太県知事だ。次ページから、静岡のみならず日本の発展を阻む川勝氏の「特徴」について見ていく。

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※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。

この企画は、本誌10ページからの特集「妖怪国家からの脱却」と合わせて読むと理解が深まります。

次ページからのポイント

ゴマカシが多く、生産性がない 川勝知事の「妖怪性」を考える

【Column】幸福実現党 菊川市議 須藤 ゆき

【Column】ニュースサイト「静岡経済新聞」編集長 小林 一哉氏

大川隆法・幸福の科学総裁の静岡巡錫