2023年7月号記事

ニュースのミカタ 2

社会

地獄には「憲法九条」と刻印された
臆病なシマウマ姿で堕ちた者がいる

ウクライナ戦争が起きて以降、中国の動きは不気味なように静かです。

しかし米国防総省が「中国は2035年までに核兵器を1500発保有する」と分析したように(*1)、実はこの戦争の最中に核戦力の増強を加速させています。将来的に1500発も保有すれば、アメリカとロシアが即時投入できる核兵器数に追いつくため、アメリカは重大な脅威を感じています。

(*1)予測は、国防総省がまとめる中国の軍事動向に関する2022年版の報告書より。20年版では、「現在200発台前半と見込まれる中国の核弾頭数は30年までに少なくとも2倍に増える」と指摘されていた。