2023年4月号記事

高知県

『小説 とっちめてやらなくちゃ』に寄せて

時空を超えた"竜馬"の願い

「鏡川竜二シリーズ」に登場する謎の美女・宇高美佐の秘密とは──。

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桂浜公園の竜頭岬に立ち、太平洋の彼方を見つめる坂本竜馬像。画像:cdrw / Shutterstock.com

高知と聞いて、多くの人の頭に最初に浮かぶのは、明治維新の立役者、坂本竜馬だろう。高知市の桂浜公園には総高13.5メートルの竜馬の銅像が太平洋を望んで立つ。高知県の空の玄関口は「高知龍馬空港」だ。

竜馬が郷土から愛され、尊敬される理由の1つは、「先見性や発想力、構想力で、時代を先取りしたところがある」ためだろう(後述の法話「堂々とした人生」より)。

竜馬は、「仇敵同士の薩摩と長州を連合させて、幕府を倒す」という発想のもと、薩長連合を仲介。そして幕府の政権を天皇に返還させ(大政奉還)、天皇の権威の下に革命を起こすことを考えた。いわば、"上と下"の両方からの革命だったのだ。

ここでいう革命とは、ただ単に反乱を起こすということではなく、さまざまな障害を取り払い、「自由な国づくり」をすることを指す。

竜馬は生まれによって「士農工商」が決まる伝統的な身分制社会を打破し、合議で決めることのできる世の中を目指した。当時の気持ちは、「自由の創設」に近かったと言えるだろう(*1)。

(*1)「『小説 とっちめてやらなくちゃ』─タイム・トラベラー「宇高美佐の手記」─発刊記念対談」より。

※文中や注の特に断りがない『 』内の書籍は、全て大川隆法・幸福の科学総裁著、幸福の科学出版刊。


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次ページからのポイント

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愛の実践に生きる 幸福の科学・高知支部

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