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フランスとイタリアの歴訪に続いて、岸田首相は11日に訪英し、英スナク首相と会談した後、自衛隊と英軍が共同訓練しやすくなる「円滑化協定(RAA)」に署名しました。

RAAを署名するのは、オーストラリアに続いて2番目となります。

《詳細》

RAAとは、一方の部隊が他方の国を訪れて協力活動を行う際の地位などを定める協定です。この協定により、船舶の寄港や共同演習を行う時の手続きが簡素化され、安全保障協力が一層活発になることが期待されます。

RAAは安保条約ではないため、軍事支援や武力行使を法的に義務付けるものではありません。それでも日英関係は、日豪関係に続き、「準同盟国」と位置付けられたと言えます。

英首相官邸は、日英同盟が1902年に結ばれて以降の日英関係において、「最も重要な防衛協力」であると指摘しています。

日本は、他の欧州各国との安保協力も進めています。イタリアとの関係は、「戦略的パートナー」に格上げされ、外務・防衛当局が協議を始めることで合意しました。英伊両国とは、次世代戦闘機を共同開発することになっています。

またフランスとは、今年前半に外務・防衛担当閣僚会合を開催することを目指し、共同訓練などを通じて連携することを確認。RAAを念頭に議論を進めています。

今回歴訪しなかったドイツとは、自衛隊と共同訓練を行うなどの安全保障協力を行っており、自衛隊と物資や薬務を融通し合うための協定「物品役務相互提供協定(ACSA)」の交渉を開始するための調整も進めています。

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