《ニュース》
米政府は、沖縄に駐留する海兵隊を2025年度までに改変し、地対艦ミサイルを装備した海兵沿岸連隊(MLR)を創設する方針を固めたと、日本政府に伝えました。10日付読売新聞などが報じています。
《詳細》
これは、中国が東・南シナ海で海洋侵出を強めていることを受け、島しょ部での戦いへの対応力を強化するための取り組みです。
MLRに求められる役割は有事の際、小部隊に分かれて、南西諸島などの離島に迅速に展開し、装備する対艦ミサイルや地対空ミサイルなどを用いて、中国軍の艦艇や航空機の西太平洋への侵出を食い止めることです。
海兵隊は、3つのMLR創設を予定しており、1つは昨年3月にハワイに配備されました。残る2つのうち1つが沖縄に置かれ、もう1つがグアムに置かれると見られています。
海兵隊は今後、沖縄に駐留する既存部隊に対艦ミサイルを備えさせることなどによって、MLRを立ち上げる見通しです。部隊の規模は約2000人。沖縄全体で海兵隊を約1万人とする方針には変更はありません。
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