《ニュース》
香港の主要な大学で、中国の習近平指導部が民主派を排除する目的で導入した香港国家安全維持法(国安法)に関する講義の受講が今後、必修になります。米メディア「ブルームバーグ」が26日、報じました。
《詳細》
香港の名門校の一つである香港大学は、オンライン上で行われる「憲法・基本法・国家安全維持法入門」を、次の学年度から必修にします。
同大学はブルームバーグに当てた電子メールで、「このコースは自己学習の形で実施される。学生は研究機関内であればどの学期でも受講することができる」と説明。この講座は、国安法制定につながった2019年の抗議デモの最前線にいた大学生を対象に同法を説明する取り組みと見られています。
香港紙「明豊」の報道によると、同様の講座は、他にも香港中文大学、香港科技大学、香港理工大学でも必修化される見込みです。
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