《ニュース》

三菱UFJ銀行が日本銀行に預けている当座預金の一部に対して、昨年末から今年1月にかけて「マイナス金利」が適用され、支払額が2500万円程度の見込みであることを、7日付の朝日新聞が報じています。

《詳細》

マイナス金利は2016年に導入されました。銀行などが預金者から預かったお金のうち余ったものを日銀に預けますが、それが一定の額を超えた場合、超えた残高の年率0.1%分を日銀に取られてしまう、というもの。つまり、お金を預けると損をする仕組みです。

運用先が限られているゆうちょ銀行や地方銀行、信託銀行には、すでにマイナス金利の適用が常態化。ただ、運用力があるメガバンクへの適用は開始当初を除けば、今回が初めてといいます。

メガバンクがお金を払ってまで日銀にお金を預けざるを得なくなっている理由として、記事では、大きな要因として、新型コロナ対策の各種給付金で、銀行に想定を大幅に上回る預金が集まったことを挙げています。

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