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北京冬季オリンピックが4日、開幕しました。その最中、中国政府が人権弾圧を繰り返す新疆ウイグル自治区では、街に大量の装甲車が現われるなど厳戒態勢が敷かれています。
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開会式では、聖火リレーの最終ランナーを、スキー競技に出場する漢族の男性選手と、ウイグル族の女性選手が務めました。欧米諸国が、ウイグル人への人権弾圧を理由に政府関係者を派遣しない「外交的ボイコット」を行う中、中国として民族融和を演出すると共に、人権に配慮していることをアピールする狙いがあったのでしょう。
しかし、実際は、新疆ウイグル自治区内では、街に装甲車が現われるなど警戒強化されています。
共同通信の取材に答えたウイグル人の住民は「開会式も、競技も見ない」と冷ややかな口調で話しました。さらに、同区の中心都市ウルムチの繁華街を歩く30代の男性は、街頭に設置されていた大量の監視カメラに目をやりながら「みんな五輪に興味はない」とし、人権や政治だけではなく「五輪でさえ簡単に話せる話題ではない」と声を潜めたといいます。
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