《ニュース》
映画「マトリックス」や「ジョン・ウィック」で知られる人気俳優キアヌ・リーブス氏が、チベットの文化保護を目的とする慈善コンサートに参加することが分かりました。
これを受けツイッターや微博(ウェイボー)には、中国系ユーザーによる批判コメントが多数あがり、同氏が出演する映画「マトリックス・レザレクションズ」の不買運動を呼びかける動きも出ています。
《詳細》
キアヌ氏が参加するとされているのは、「チベット・ハウス」という非営利の文化保護団体が主催する慈善コンサートです。同団体の公式ホームページで、パフォーマーとして名を連ねています。
チベット・ハウスは、中国によるチベット侵攻に伴い、ダライ・ラマ法王の要請によって設立されたもの。したがって創立の前提として、中国共産党による人権弾圧および民族浄化へのアンチ・テーゼ的な意味合いを持っていると言えます。
同団体によるイベントにキアヌ氏が参加するという報道を受け、「キアヌ氏が中国系であることもあり(※キアヌ氏の祖母が中国系ハワイアン)、彼のファンだったが、チベットに関して見解が異なるようであれば、当然ファンであることを止める」などといった声が中国のネット上であがっています。
ある中国系とみられるツイッターユーザーは、次のように投稿しています。
「キアヌ・リーブスが、アンチ中国の政治運動であるチベット・ハウス(のイベント)に参加すると聞いても驚きはしない。キアヌは、西洋政府が長きにわたって受け継いできたアンチ中国のプロパガンダによる犠牲者となったに違いない」
《どう見るか》